PPCアフィリエイトで利益を出すには報酬単価がいくら必要?
山崎
「10チャレファクトリー」工場長。低単価で広告を回せるキーワードを探し、競争せずに高利益を得る方法を日々追求しています。
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とある方からこのようなご質問を受けました。
ジャンル選びの際に、報酬単価をどの程度重視していますか?
あるジャンルを攻めようと複数案件リサーチをしたのですが、どの案件も報酬単価が2500円~3000円ほどです。
これぐらいの報酬単価の案件やジャンルで、PPCアフィリエイトで利益を出すことは厳しいでしょうか?
競合の多いジャンル系キーワードで出稿するとクリック単価が高くて難しそうなので、ずらしキーワードなどに取り組む必要があるでしょうか。
報酬単価をどのように選んでいるか教えてください。
PPCアフィリエイトは広告費がかかるので、報酬単価が安ければ利益を出すことができません。なので、出来るだけ報酬単価の高い案件を狙う必要があります。
取り組みたいジャンルがあっても、その案件の報酬単価が低い場合はどうしたらいいのか?報酬単価の目安はいくら?というご質問です。
ぼくが考える、PPCアフィリエイトでの報酬単価の目安について書いていきます。
もくじ
1件成約されるまでに必要な広告クリック数がいくらか
報酬単価の目安を考える上で、まず必要なのは「1件成約されるまでに必要な広告クリック数がいくらか」を想定するということです。
1件の成約を獲得するために、
- 広告100クリックが必要なのか?
- 広告30クリックが必要なのか?
このように想定することが大事です。
ですが、これは考えてわかることじゃありませんし、実際にやってみないとわからないところです。経験を積んでいくと感覚的につかめてきます。
ぼく自身の体感で言うと、関連キーワードの場合は大体「広告が100クリックで1件売れる」感じです。
下手しても、200クリックで1件売れる感じでしょうか。200クリックでも1件も成約されないのであれば、マッチ度が低いと考えられるのでまずそこを磨く必要があります。
ここでは、
1件成約させるために必要な広告クリック数が100
として話を進めていきます。きちんとリサーチすればそれぐらいのLPを作成できるはずですので。
広告の競合度がどれぐらいのキーワードを狙うのか
さて、「1件成約させるために必要な広告クリック数」の前提を明らかした上で、次に考えるべきは「広告の競合度がどれぐらいのキーワードを狙うのか」ということです。
これを明確にすることで、どれぐらいの報酬単価が必要かを割り出せます。
広告の競合度が高いキーワードの場合
広告の競合度が高いキーワード、たとえばジャンル名キーワードなどはPPCアフィリエイターの参入者も多いしメーカー自身も出稿しますので、どうしてもクリック単価は高騰してしまうでしょう。
100円や200円、さらにもっと高いクリック単価になってしまうこともあります。
仮にクリック単価100円のキーワードで戦うとしましょう。1件成約させるまでに広告100クリックが必要だとすると、かかる広告費は
100円×100クリック=10,000円
で、10,000円ということになります。つまり、報酬単価が1,0000円以上じゃないと黒字にならないということになります。
広告の競合度が低いキーワードの場合
次は、ずらしキーワードなどで競合が少ない場所で戦う場合で考えてみましょう。
たとえばクリック単価が20円のキーワードが見つかった場合、同じく1件成約させるまでに広告100クリックが必要だとすると、かかる広告費は
20円×100クリック=2,000円
で、2,000円ということになります。2,000円以上の報酬単価であれば黒字になるということですね。
もし誘導率や成約率が悪く、200クリックで1件成約というペースになった場合でも、
20円×200クリック=4,000円
なので、4,000円以上の報酬単価であれば黒字になるという計算になります。
PPCアフィリエイト初心者が狙うべき戦略は?
ここまでの話をまとめると、
- 1件成約されるまでに必要な広告クリック数がいくらか
- 広告の競合度がどれぐらいのキーワードを狙うのか
を加味した上で、報酬単価を選別する必要があるということです。
広告の競合度が高い (ジャンル名KWなど) | 広告の競合度が低い (ずらしKWなど) | |
---|---|---|
成約の取りやすさ | 取りやすい | KWによる |
コンテンツやキーワード選定の難易度 | 低い | 高い |
クリック単価 | 高い | 低い |
広告の競合度が高いジャンルで利益を出すためには、必然的に高単価の案件が必要になります。
競合度が低いジャンルで利益を出すためには、高単価の案件が必要ない代わりにずらしの思考や高度なキーワード選定、コンテンツ力などが求められます。
つまり、ずらすのが難しい初心者にとっては、ジャンル名などの直球キーワードを狙う方が成約は取りやすいということです。
ただ、「利益を出せるかどうか」は別の話になります。それは「高単価の案件を手に入れられるかどうか」によります。
高い報酬単価を得るための3つの方法
高単価の案件を得るための方法は3つあります。
1.高単価のジャンルを選ぶ
ジャンルによって報酬単価の高さには違いがあります。
たとえばキャッシングや転職、脱毛エステ、AGAクリニックなどは報酬が高いので、こういったジャンルを選択するというのは一つの手です。
ただ、このような高単価のジャンルはライバルアフィリエイターも多く、初心者が飛び込んでも返り討ちに遭うだけです。
ジャンル名キーワードなどで戦えるジャンルではありません。高単価であったとしても、です。
2.特別単価をもらう
高単価のジャンルじゃなくても、特別単価をもらうという方法で高単価を得る方法もあります。
ある程度の成果実績を積み上げると、案件によっては特単がもらえる場合があります。通常の報酬単価の2倍以上に設定してもらえることも。
ただ、初心者が最初から特単をもらえるのか?という壁がありますね。成果がないと、なかなか交渉に応じてもらえません。
戦略として、「まず利益度外視で特単の交渉のためと割り切って成果を取りに行き、それを元に特単をもらってから利益の回収をしにいく」というのもアリです。
が、資金がないと難しいですね。
また、最初から担当者が付いてくれるASPなどを選べば、成果がなくても最初から特単を用意してくれることもあります。
3.高単価のASPと提携する
3つ目の方法は、高単価のASPと提携するという方法です。
知らない人が多いようですが、信じられないような高単価が最初から設定されているASPがあります。
美容健康系の案件が、10,000円以上のものもあります。一般的なASPと比べて5倍から10倍ということも。
ただ、当然ながらクローズドASPなので、誰でも提携できるというわけではありません。ですが、今紹介した3つの方法の中ではもっとも現実的で難易度も低いです。
高単価のASPと提携する方法については、以下の記事を参照してください。
まとめ
- 1件成約されるまでに必要な広告クリック数がいくらか
- 広告の競合度がどれぐらいのキーワードを狙うのか
- 初心者にとって、ずらしは難しい
- 初心者は高単価を手に入れてジャンル名キーワードがやりやすい
報酬単価を選ぶ際には、このように数字を割り出して決めていく必要があります。
そして、どのように攻めるのかによって最適な報酬単価は変わってきますので、先に攻め方を決めるべきです。
初心者にとって現実的なのは、「高単価の案件でジャンル名キーワードに取り組む」ことだと思います。